日記

ジャニーズWESTを知ったその日から 愛の奴隷になりました

#家族募集します #1話 #感想 #書き殴り #殴り込み

#家族募集します 第一話を見た後に書き殴っていた感想です。もちろん盛大にネタバレしていますし、文章もぐっちゃぐちゃなのでお気をつけあそばせ!

 

 

こんなに真っ直ぐでてらいのないドラマがあったかな?それでいて全然嘘くさくないの。なんでだろう。

もちろん保育という言葉を安易に使ってはいけないであろう問題とか(礼の厳しいツッコミはそういう意味でも大事だった!)、そもそもSNSで同居人を募集とか、現実味のない部分もあるんだけど、そんなに気にならなかった。すっかり物語に没入してた。

 

重岡大毅のファンだから見始めたけど、ファンじゃなくてもこのドラマを絶対大好きになってた!まだ1話しか見てないのにね、なんか言い切りたくなるんです。

 

俊平が蒼ちゃんにみどりの死を告白するシーン。話す前に息がこぼれたのを見て、胸がチクッとした。
重大なことを伝える前の緊張感。何十年ぶりに会った旧友にいきなり伝えることなのか?という逡巡。それに、言葉にする怖さもあったんじゃないかな。陽に嘘をつき続ける辛さはもちろんあったと思うけど、その嘘を信じたい俊平もいたような気がして。声に出したら、本当になってしまいそうだから。
そしてその後は至って冷静に語を次ぐ姿も印象的で。だから余計にあの一呼吸に、俊平の複雑な感情が滲んで見えたのかも。

みどりのことを、義両親や職場の人とは話してきただろうけど、基本的には陽との毎日。他の大人と話すことが、俊平には必要だったと思う。みどりの話じゃなくても別に良かったのかな? 私には子どもいないから何も分かっちゃいないと思うけど、知り合いに育休中、子どもとしか会話できなくてしんどかったって言ってた人がいて、その言葉がすごく残ってる。俊平も蒼ちゃんと話すだけで、心がほころんでいったから、あのシーンで吐露できた部分もあるのかな。頑張りを認めてほしいとか、そういう段階ですらなかったのかなと思った。

大人の100日なんてあっという間だし!何にも整理できないよね、実際は。自宅の様子が映るたび、そこかしこにみどりの気配や匂いが残っていて辛かったもの。
ここが作業デスクなんだね、この家具を3人で使ってたんだ、この色使いはみどりのセンスかな。トリプルファイブの紙人形もすごいよく出来てる。みどりが作ったのかな、とか。セットや小道具を見ながら泣くなんて、自分でも驚き。
でもそんな部屋で日々生活するなんて、正気でいられないんじゃないかって思ってた。
だから蒼ちゃんに会えて本当に良かったな…。

(陽の赤ちゃんの頃の写真も飾られてて、この先の写真だってたくさんたくさん撮りたかっただろうなって、みどりの気持ちも襲ってくる始末。)


それと構成。屋上のシーンまであっという間の展開のはずなのに、全く性急に感じなかったのがすごい。自分の感情とドラマのテンポがぴったり合ってたんだと思う。
ドラマでこんなに泣いたの始めてじゃないか?息苦しいし頭痛くなった……。(すみません映画だとヴァイオレット・エヴァーガーデンで吐きそうになるくらい泣きました。言わなくていいよ。)

そして役者陣。キャスティング発表されたときからワクワクしてたけど、本当にすごい人たちが集まった!ありがとう皆さん。ありがとうTBS。特に、やっぱり仲野太賀最高!勝利は約束されていましたが、さすがです。また愛さずにはいられない役になってた。仲野太賀が演じる役は、私の人生にもいてほしいと思ってしまう。あの力はなんだろう?それが山岸であっても、だ。強い。


木村文乃さん。私はWOWOWドラマWの「殺人分析班」シリーズが好きで。超絶当たり前なんだけど如月とは全く違う印象!真面目でまっすぐで少し潔癖そう?なところは共通してるんだよ、でも全然違う!
同い年の女として(つらい)憧れるきれいなお肌、可憐さもあるし、実際若く見えるんだけど、しっかりお母さんだったなぁ。

 

それから重岡大毅さん。
ファンになって1年7ヶ月。短い時間ですが、どっぷり浸かって色んな表情を見てきました。そして、なんとなく、あなたのお芝居をぼんやりと予想していました。 しげならこんな感じに演じるかなって。きっと素敵だろうなって。でもその反面、少し心配に思う自分もいました。


そんな自分を私はぶん殴りたい。

 

気持ちに気持ちで呼応するっていう、すごく大事なことができる役者さんだなと思って、ファンになった。それってきっとすごく難しいことなんだと思う。

でも技術面で苦労が見えることも多少あって。

こってこての関西弁が抜けなくて、標準語のセリフでは良さを出しきれないかも、と正直もどかしく思うこともあった。

そのたまに出る覚束なさと、役柄が持つ若さや未熟さが合致して味になるのは強みでもあったけど、役を選ぶかもなぁと。シンプルに滑舌が悪いと取られる危険性もあったし。

それと独特の高めの声。私は大好きなんだけど、セリフによっては上ずった印象、浮いた感じを持たれることもあったと思う。

(素人が色々すみません)

 

そういったことは、今まで脇役のポジションでも見えていた部分。一番セリフが多いであろう主役、そして父親役では、どう転ぶんだろう?と、考えてました。

 

でも、1話を見たら、いつの間にそんな芝居するようになったの?と思うことばかりで!
一年前、数ヶ月前の芝居とも全然違う。いつの間に、そんなスキルアップしていたのですか……?


相変わらず魂感じる芝居で最高だった。
でもそんな魂も、あんなに泣きながらの長尺では、セリフ回しが覚束なかったら伝わらない。
イントネーションがいちいち気になってたら没入できない。
そういう引っ掛かりが全然なかったの、感激しました。

(イントネーションだけでなく、日常会話シーンなのに「昨夜」を「さくや」と読まれたら興ざめするような、ボールを避けるを「さける」と読まれたらテレビにメンチ切るような、変なところ妙に細か人間なもので、私が気にしすぎなだけかもしれないけど。ごめんなさいね)

 

どれだけ、どんな努力をしたんだ?努力だけでは説明できないけど、努力なしには絶対に得られない何かを獲得したように見える。

底知れないよ。なんなんだよ。

 

婦人公論のインタビューで話してた、一番意識してるのはセリフをしっかりと覚えることっていう話に通ずるのかな?
基本的なことだけど、やればやるほど本番で余計なことを考えなくてよくなるから、究極の奥義に感じてると言っていた。
セリフの文字面を覚えるというだけの意味じゃないのかもしれない。

 

 

でかいことやり遂げる人だと思ってるし、世界中に愛されちゃう人だって本気で思ってる。
それがいよいよ現実になりそうで…なんか歴史が動く瞬間に立ち会ってるような、そんな感覚です。ただドラマ見てるだけなのにね。

でもおもしろいものに触れたときって、こんなにすごい作品に自分は出会えた、この作品の良いところを知ってるんだって思うだけで、霧が晴れたように感じちゃいませんか?

勝手に自信や力になるというか。だからエンタメはやめられないぜ。


主題歌「でっかい愛」が流れるタイミングもよかった。

ジャニーズWESTってそれぞれ歌声の個性が強い なぁと、特に一人ずつ歌い繋いでいくAメロでそれを再確認しました。

 

ちゃんと歌ってる人が違うってわかるのが私にとっては大きくて。
一人一人かわりばんこに現れて、また新しい朝に立ち向かう俊平の背中を押してくれてるように感じちゃったんだよなぁ…。
ダメ押し!やめて!もう泣かせないで!

これはオタクだからなんだろうか?
ファンじゃない方はどう感じたのか気になるので、感想ツイを探しにジャングルの奥地へと向かいます…。


エンドクレジットまで抜かりなく、ドラマ全体のテーマを伝えてくれているような演出も憎かったな。

 

それと、泣いてばかりではありましたが、私も私なりに生活を続けようって思えるような、元気をもらいました。

とりあえず家事片付けるとか、そのレベルでお恥ずかしいですが…。

 


心を動かすだけじゃなく、その後に体まで動かしてしまうほどの感動こそが本物なんじゃないかと思っているんだけど、まんまと動かされてしまったなー。

金曜10時、このドラマを見ることを目標に、また一週間生き抜きます。

 

 

ちなみにこれ1回リアタイしただけで書いてるから。見返したらもっとロングロンガーロンゲスト感想文になりますから。

 

あと、最後に…。

よくよく考えたら、みどりのいってらっしゃい!って声かけで終わったのが、素敵だけど残酷な気もしてきた。

これまでの100日はなりふり構わずやってきたけど、少しだけ余裕ができてみどりのことを想えるようになってからの2話…逆に俊平にとってはここからがつらい可能性もある。どうなるんだ…。

 

あ、あと!

俊平は母子家庭だったんだよね?サラッとしか触れられてなかったが。父親の記憶があまりないってことなのかな。それが今後の俊平に影響してくるか否かも気になります。